桜のシーズンも過ぎて、梅雨シーズン前の気持ちいい陽気が続いていますね。こういう時は、運動をして汗でも流したら健康的で、いいのではと強く思いますよね。
そんな中、クライミングは室内で楽しく運動できていい、と思っている方も多いのではないかと思います。
僕は、ボルダリングのインストラクターをしていますが、このシーズンは徐々にお客さんの入りが多くなるので、活気が出てくるんです。
そこで見学に来る方がよく言われるのが、
「これってグレードとかあるの?どうやってグレードを分けているの。」
他にもグレードに関して、様々な質問をいただきます。
そこで今回は、クライミングのグレードについて、紹介したいと思います。この記事を読んで、少しでもお役に立てれば、幸いです。
グレードの幅と種類
まず、ボルダリングのグレード表記には、日本の囲碁や将棋などで使われている、級、段位制が採用されています。なので、級は数字が高ければ簡単で,段は数字が上がれば、その分難易度も上。
ボルダリングの最低グレードは10級、最高グレードは今のところ5段+になります。
ただ室内になると、最低グレードは変わりませんが、最高グレードは2段になります。ボルダリングジムによっては、初段までしかない場所もありますし、3段だあるジムも存在します。
海外ではどうか?
アメリカでは、基本的にvグレードというものが採用されていて、V0が一番簡単で、V16が一番難しいグレードになります。
逆にヨーロッパでは、また特殊なグレイディング方法を採用しています。
そして、日本でもアメリカのジムにインスピレーションを受けているジムも増えてきていて、たまにVグレードを見る機会がありますので、覚えていて損はないかと思います。
グレードの基準
室内のボルダリングになると、実はかなりグレードが曖昧なんです。なぜかというと、グレードに関してクライミング協会などの公的機関が細かいグレードの設定基準を設けていないのです。
さらにいうと、ボルダリングのコースは、そこのジムの従業員が作って、これは何級ぐらいという風に判断しているので、かなりあいまいになってしまいます。
だからグレードは、クライミングジム単位で多少の誤差があるんです。
僕もボルダリングを始めて半年ぐらいは、同じボルダリングジムに行っていたのですが、他のジムに行ってみると、その時自分がホームジムで登れていた最高グレードが、あっさり登れたのを覚えています。
なので、他のジムに行って全然登れないっていうこともあるので、それで気負いせずに、どんどん登り、いろんなジムに行ってみるといいと思います。
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一番簡単なグレード(10級)どれぐらい?
これも、よくある質問の一つなのでご紹介したと思います。
10級は、はしごが登れるぐらいのレベルだと、考えてもらっていいと思います。
なので、登れなそうで不安ですって方、心配せずにぜひボルダリングジムに行ってみてください!
壁の傾斜とグレードの関係
ボルダリングの壁は、垂直だけではなく、壁がクライマー側に傾いているもの、逆に寝ているものが存在します。また最近では、球体の形状をした壁もあり、かなり多彩になってきました。
なので一言には、グレードを説明するのが、難しいですが、基本的には、壁の傾斜が寝ている方が簡単で、傾斜がこちら側に倒れている壁は、比較的難しいと思います。
なので、初めてボルダリングをする際は、初めは傾斜が寝ている壁を登り、慣れてきたら、傾斜が強い壁に、チャレンジするといいと思います!
ちなみに、垂直よりクライマーとは反対側に寝ている壁を、スラブといいます。
逆に、壁の傾斜が強くなると、強傾斜、ハングと表現するので覚えておくと、会話がスムーズにいくと思います。
初めてのボルダリングジムで何級ぐらい登れたら上出来?
ボルダリングジムに初めて来れたお客様からよくある質問が
「初めてで、どれぐらい登れたらすごいの?」
先ほども申し上げましたが、ボルダリングジム単位でグレードに誤差があるので、はっきりとは言えませんが、
大体の基準ですと、6級ぐらいが普通で、5級を登れたら、上出来だと思います。4級登れたら、才能ありかも?って思ってしまってもいいレベルだと思います。
というのも、5級ぐらいから、動き方が難しくなってきて、単に力だけでは登れないコースが、ほとんどになってくるからです。
例えば、ホールドの向きが下を向いていたり、手順が少し複雑になったりするのです。
4級に関していうと、このクライミング的な動きが入っているのに加えて、持ちずらいホールドや力を要するコースが増えてきます。
ちなみに、持ちずらいホールドとは、まるっこいホールドやすごく小さいホールドのことを指しています。
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まとめ
ボルダリングの説明は、いかがだったでしょうか?
これで、初めてボルダリングをしたときに、どれぐらい登れたらいいのたという、目安ができたと思います。なので、友達と行って、競ったりしたら中々白熱するのではないでしょうか。
ボルダリングがさらに楽しくなることを、願っています。
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