最近、スポーツクライミングという言葉を聞く機会が以前に比べて増えてきましたね。
ワールドカップ等で日本人が活躍しているのをニュースを聞いても、いまいち種目がわからない…。
そうですよね。正直、名前だけ聞いてもよくわからないって結構ありますよね。種目についてわからないとルールを理解するのも苦労しますよね。
僕も最初はルールを覚えるのに苦労しました。
この記事を読んでいただければ、スポーツクライミングの種目についてわかるようになると思います。ぜひ参考になさってくださいね。
スポーツクライミングって一つじゃないの?
スポーツクライミングは、1つの競技だと思っていたあなた!
スポーツクライミングはクライミングの中で、いくつかのスポーツとして種目化されたものの総称だと知っていましたか?
陸上競技は種目として、50m走やハンマー投げ、マラソンなどいろいろありますよね。
スポーツクライミングにも陸上競技と同じように、いくつかの種目があるんですよ!
陸上競技ほど種目数は多くありませんが、スポーツクライミングには3つの種目があるんです!
それは、ボルダリング、リードクライミング、スピードクライミングです。
名前を言われても、いまいちよくわからない皆さん!
ご安心ください。次の章から一つずつご紹介しますね。
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スポーツクライミングの3つの種目
ボルダリング
日本で一番レギュラーかつスポーツクライミングと言われて真っ先に想像されるのが、このボルダリングです。
ボルダリングは高さ5m以下の壁にあるルートを、命綱などの道具無しで登ります。必要なのは、クライミングシューズと滑り止めのチョークだけです。
競技としてはいくつかの用意されたルートを登って、クリアできたルートの数で勝負します。
ちなみに、2014年から今まで日本がずっと国別ワールドランキング1位になっているんです!すごいことですよね。
日本で最も盛んにおこなわれていて、スポーツクライミングの中では1番手軽に行うことができます。1番最初に始めるにはうってつけです。
僕も最初は、ボルダリングから始めました。
リードクライミング
スポーツクライミングの中でロッククライミングに一番近いのが、このリードクライミングです。ヨーロッパで盛んに行われています。
リードクライミングは、高さ15m以上の壁にあるルートを命綱やハーネスをつけて登ります。
ちなみに命綱のロープは基本自分より下にしかないので、命綱に頼って登ることはできません。
競技としては、高さ15m以上の壁にある一つのルートのどこまで行けたのか、高さ(何手目までいけたのか)で勝負します。持久力が勝負のカギとなります。
ボルダリングと違って大会では、予選と決勝でそれぞれ1つのルートだけで勝敗が決まります。
しかも1つの大会でルートをクリアできる選手は1人いるかいないかくらいなんです。
もともとボルダリングはこのリードクライミングの練習としてできたので、リードクライミングとボルダリングの二つには似ているところや共通点もあります。
スピードクライミング
スポーツクライミングの中では、最もスポーツとしての競技性が高い種目です。
日本ではできるところがまだほとんどありません。
スピードクライミングは、15mの壁にあるまったく同じ石の配列になっている2つのルートを、2人の選手が同時にスタートして登り終えるまでのタイムを競います。
世界トップクラスになると、男子はなんと15mを5秒台で登るんです!とんでもなく早いですよね。
ちなみにスピードクライミングで登るルートは世界共通で、どの大会でも同じルートを登るんですよ。
東京オリンピックでは、どうなるの?
2020年、東京オリンピックでスポーツクライミングが追加種目として競技になっているのですが、どのような形式で競うのでしょうか。気になりますよね。
東京オリンピックでは、ボルダリング・リード・スピード複合という形で競技を行います。
複合?なんだそれ??正直僕も初めて知った時そう思いました。
詳しく見てみると、ボルダリングとリードクライミングとスピードクライミングを全部行って、その総合結果で競うそうです。
実はこの競技形式は今まで行われたことがないうえに、世界中のほとんどのクライマーは3つの種目の中でどれか1つもしくは2つ専門があるのが主流だったので、ブーイングが起こったそうです…
それはそうですよね。せっかく得意種目があるというのに、苦手なものもわざわざやらないといけないんですから。
でもこの競技形式、実はマイナスの面だけではないのです!
どこかの国に強い選手が偏るのを抑制することができるので、スポーツクライミング経験者でも勝敗を予想しづらくなります。
つまり、オリンピックで競技を実際にしてみないとどの国が勝つかわからないということです。
そう考えてみると東京オリンピックのスポーツクライミング競技、楽しみですね!
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まとめ
スポーツクライミングには3つの種目があって、それぞれ違う魅力があります!
これからスポーツクライミングを始める方は、この記事を参考に自分に合った種目を見つけてみてくださいね。
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