最近、来年に迫った東京オリンピック関連のニュースを見たり聞いたりする機会が増えましたね。
そんな東京オリンピックでは、5つの追加種目が行われることが決まっています。野球やスポーツクライミングなどがそれにあたります。
追加種目のうちの一つであるスポーツクライミングは、クライミングの一種になります。
クライミングと聞くと、クライマーってどんなところでも登れてしまうのかな?という疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問にどんどん答えていこうと思います!
クライミング経験者でも登れないところがある!?
そうなんです!上に書いたように、クライミング経験者なら全員がどこでも登れるかといわれると正直そうではありません。
というよりも、クライマーとしてレベルが低いと、登れるところと登れないところがあります。
クライマーとしてレベルが高くて、この程度なら余裕といえる場所でもここは登りたいと思わない場所もあります。
つまり簡単にいうと、人によって違うということです!
少し前にテレビで、将棋ゴマとクライミングの石を入れ替えてそれだけで登ったりしていましたが、それは挑戦した方が世界トップクラスの実力を持つ選手だから、できることです!
正直自分もできないと思います。
それにたとえ登れたとしても、あまりにも高すぎるところでは、クライミング以外の場合は登ったりしません。
理由は危ないからです。落ちた時の危険性は、意外とやっている人たちのほうが知っているものなのです。
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自分の本音と今まで登ったことのあるクライミング壁以外のところ
今まで話題に対して、否定的な話ばかりになってしまいましたね。
しかし、今まで書いてきたことは建前的なことです。
自分は街中を歩いていて、登ってみたいなー、と思うことがあります。それに低めのところで、ある程度でっぱりがあって自力で登るのが一番の解決策の場合は、建物などは登ることがまれにあります。
特にボルダリング経験者は、命綱無しで登ることへの抵抗が薄いです。
なので今からは、自分が今までクライミングの経験を生かして登ったことがあるところと登った方法をご紹介しましょう。
最初に言っておきますが、今からの例は全て危険なので絶対にマネしないでくださいね。
学校の部室棟
一階の通路の外側から柱が出ていて、二階の通路と頑丈な柵につながっているような建物だと思ってください。
自分が実際に登った方法は、柱を登り棒の要領で登って、二階の廊下に両手で捕まります。そのあと柵につかまりながら体制を整えて、柵を乗り越えます。
登った感じだとたぶん運動神経がよければ、柱までは登れると思います。
しかし、そこから先はクライミングの経験がないと厳しいですし、気が緩むとそのまま2階の高さから地面まで落ちることになるので危険です。
体育館のバスケットゴールを使って体育館の二階へ
どういうこと?と思ったあなた!今からわかりやすく説明していきます。
学校の体育館にバスケットゴールがいくつか設置されてますよね。
実は、あれの裏側に少しすきまがあるんです。そこを使って体育館の上にある通路まで登るということです。
登り方はバスケットゴールを取り付けるのに使われている鉄骨をつかんではそこを足場にして登るということを繰り返すだけです。
言うのは簡単ですが、想像以上に頭を使いますし怪我しないようにしないといけないので、自分は学校の部室棟よりもレベルは上だと思います。
トップクライマーだとどのくらいのでっぱりで登れるの?
二つ前の章で、クライマーのレベルによって登れるところは変わるといっていたけど、トップクラスのクライマーはどのくらいのでっぱりで登れるの?と思ったのではないでしょうか。
今から、それについて説明しましょう。
世界トップクラスのクライマーになると、指の第一関節の前半分がでっぱりに引っかかれば、余裕で登ることができるんです。
は?と思いますよね。最初は自分もそう思っていました。
今の自分もこのレベルまでは達していませんが、指の第一関節が引っかかればぶら下がることはできます。クライマーの人は、基本指先の力が強い人が多いです。
もっと言えば、クライミングの競技ではそもそも指をひっかけることができない丸い形の石(スローパー)が存在します。なので指が引っかかる=登れるということになるのです。
クライマーの脅威の身体能力
最後に、クライマーの人たちはどのくらい身体能力がすごいのか話していきましょう。
片手の小指一本で懸垂
今の世界トップレベルは、これができます。正直自分でも化け物じみてると思っていますし、できるようになるのはまだまだ先だと思っています。
でも、これに関しては注意すべきことがあります。
それは、これを真似すると指を痛めてしまう恐れがあるということと、クライミングにおいて重要なことはもっと別にあるということです。このことはよく覚えておきましょう。
天井につかみやすいでっぱりがあれば張り付くことができる
これはさっき上げたことと比べると、できるクライマーは断然多いと思います。
実際のルートにも180度の壁や岩も存在するので、ある程度のレベル以上のクライマーならできます。
ただし、スピードクライミング専門のクライマーは例外です。これは、じぶんもある程度ならできることです。
学校の校舎を登って自分の教室に行く。
これは、一昔話題になったぷららモバイルLETというインターネットプロバイダーのCMで実際に行われたことです。
あのCMではCGを使わず、本当に学校の校舎を女子高生だった大場美和選手が登っています。もしかしたら今回の質問も、この動画からきているのではないでしょうか?
▼大場美和選手
大場美和選手については、こちらで詳しく解説しています

自分が実際に登ったことのある場所で出した話に、一番近い実例です。自分もやろうと思えば、たぶんできます。
でも、これはあくまでCM用の演出なので真似はしないでくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
クライマーだからどこでも登れると100パーセントは言い切れませんが、中級者以上なら大抵のところは登れます。
この記事を読んで、クライミングにもっと興味を持ってくれると嬉しいです。
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