先日よく行くボルダリングジムでコンペがあったのですが、素人とはいえ、皆さん難しいルートもクリアしていて見応えがありました。
私はまだ初心者なのでコンペに参加できる実力がないのですが、いつかは出てみたいと思いながら練習に励んでいます!
そこでふと、自分がボルダリングの正しいルールを理解できているか心配になってきました。
ボルダリングジムに通っている方は、インストラクターさんに初歩的なルールを教えてもらったことがあると思います。
スタートは両手で指定されたホールドをしっかりと掴み、足がマットから離れたらスタートになることや、ゴール地点では両手を2秒程度ホールドにタッチしなければならないことなどです。
実はボルダリングジムなどが主催のコンペで使われているルールと、ワールドカップなどの国際大会でのルールは少しずつ違っているようです。
ここでは、ワールドカップのルールを基準に紹介したいと思います。
レッドカードで一発失格に注意!
ボルダリングの失格や違反行為は、レッドカードとイエローカードで提示されます。
サッカーと同じですね。基本的にはレッドカードもイエローカードも、スポーツマンにふさわしくない行為に対して提示されます。
スポーツマンシップに則(のっと)り、正々堂々と戦いましょう!
一番多いのはフライング
スタート時に両手をしっかりセットして、両足がマットレスから離れた時点でスタートになりますが、焦りすぎてうっかりフライングしてしまわないように気をつけないといけませんね。
2018年に追加になったルールの中に、スタート時に両手は静止していないといけないという項目があります。
これまではスタート時に指定されたホールドに一瞬でもタッチすれば良かったのですが、ルールが改正されていますので注意しましょう。
ルートの確認は決められたエリアのみ
スタート前にルートを確認することができますが、決められたゾーンの中に入ってからでないといけません。事前に課題がわかってしまっては、カンニング行為になってしまいますよね。
もしこの決められたゾーンの外からルートを確認した場合も、失格になります。
意外?携帯電話の使用は制限されている
あまり知られていないと思いますが、携帯電話などの使用が制限されているエリアがあります。
例えば、ルートの確認ができるアイソレーション・ゾーンと呼ばれるエリアなどですが、ここで携帯電話などを使った場合も失格となります。
確かに、最近の携帯電話にはカメラも付いていますし、パチリと撮って誰かに送ることもやろうと思えば出来てしまいます。
ルートのカンニング行為にも繋がりかねないですしね。これは納得です。
順番忘れ
自分の順番が回ってきた時にスタート地点に間に合わない時も、失格になります。
あとでやり直しさせてもらえませんし、待ってくれるわけでもありません。まぁ大事な大会で自分の順番を忘れてしまう人なんて少ないとは思いますが…
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違反行為にはイエローカード
こちらもレッドカード同様、審判からカードで提示されますが、失格ではないので罰則のみとなります。
イエローカードは2枚でレッドカードと同じとなり失格になりますので、違反行為には十分気をつけないといけないですね。
審判の指示に従わない場合
審判から受ける指示は絶対守らなければなりません!
他のスポーツと同様に、審判員からの注意を無視したり、注意を受けた場合に激しく口頭で抗議することも認められません。
異議がある場合は正式に申し立てをしなければならないとのことですので、その場ではぐっと飲み込んで冷静に!
私は感情的になりやすいので、つい言い返してしまいそうで自分がとっても心配です…
服装や装備の規定違反
国際大会に出場するレベルの選手にはスポンサーが付いていたり、日本を代表する選手として出場している場合がありますが、その際のスポンサーロゴの位置やつけて良いロゴの数などが決まっているので、それを違反していると罰則にあたります。
上着やズボンだけでなく、靴下にまでも規定があります。
まさに頭の先から足の先まで十分に注意しなければなりませんね。
また、表彰台に上がる時は特別な理由がない限りユニフォームを着ていなければならないという決まりもあります。
確かに、表彰式にワンピースやジーンズで参加する選手は見たことがないですもんね。
これはどうやら、他のスポーツでも一貫して決められていることのようです。
イエローカード3枚で次の大会に出場できなくなる
イエローカード2枚でレッドカード、つまり失格になってしまうことはお伝えした通りですが、3枚もらってしまうと今参加している大会だけでなく、次の大会への出場も取り消しされてしまいます。
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まとめ
私のようにルダリングを始めたばかりでボルダリングジムに通っていても、ルールはあまり知らなかったという方もいるのではないでしょうか。
失格や反則を知っていれば、ボルダリングのコンペや大会を見ながらより楽しめると思います!
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