6月も下旬になり、ほとんどの地域で梅雨に入りましたね。
雨が降っている日って、家でネットやテレビを見ていることが多くなってきますよね。
インターネットでボルダリングの動画等を見ていると、1人の選手の登りをほかの選手が見ている姿ってあまり見ないですよね。
これについて疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ボルダリングで他人の登りを見た方が有利なのかについてご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。
やっぱりほかの選手を見た方が有利なの?
この点については不利になることはないけど、100%有利になるとも言えないというのが妥当だと自分は思います。
理由は、登り方の参考にはなるけど、人によって自分に合った登り方が大きく違うからです。
人によって身体能力や得意不得意って違いますよね。それと同じように、登り方も人によって得意不得意が出てきます。
ですからほかの選手の登りを見て、100%有利になるかといわれるとそうとは言い切れません。
しかし、ほかの人の登り方を見て不利になることはないので、見ないほうがいいというわけでもありません。基本的には見た方が有利になります。
ではなぜ、ボルダリングの動画の中でボルダリング選手は他の選手の登りを見ないのでしょうか。それについて次の章で説明します。
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なぜ他人の登りを見ないのか
この問いに関しての答えは、登っている場面によって理由が大きく二つに分かれます。
なので、それぞれ場面別に説明していきます。
一つ目の場面は、ボルダリングの大会の決勝戦や準決勝の時です。
疑問を抱いているのは、おそらくこの場面のほうを想像している人がほとんどだと思います。
ボルダリングジャパンカップの決勝戦やワールドカップの中継などを見たことがある人はわかると思いますが、1人の選手が登っているとき、ほかの選手は裏で待機していますよね。
あれには、明確な理由があってそうしないといけないというルールが存在します。
それは、競技の公平性を保つためです。
同じ壁を登る際、先に登る選手の動線を見ている後の選手の方が有利ではないのかという質問がありましたが、まさにその通りです。
ですが、それができてしまうと選手同士が不平等になってしまいます。
もし、仮に他人の登りを見ることができたら、1番最初に登る選手が不利になってしまいますよね。
二つ目の場面は自然の岩を登るときです。
これはそのクライマー自身の意志や信念によるものと、オンサイトという名誉のためという二つの意味があります。
まず、オンサイトって何?と思いますよね。
オンサイトとは、誰の登りも見ないでルートを登ることです。
クライマーにとってオンサイトでルートをクリアすることは、名誉ある事なのです。
中にはこれを、最重要視するクライマーもいます。
次は、クライマーの意志や信念についてです。
ボルダリングではありませんが、世界的に有名な日本人クライマーの平山ユージは、オンサイトかつ1撃を得意としています。これはものすごいことなのです。
1撃というのは1回目でルートをクリアすることです。つまり、誰のお手本も見ないで一発でクリアするということです。
自分もオンサイトかつ1撃ができるようになりたいと思いますが、簡単にできるようになることではありません(自分にとって格下のレベルのルートを除いて)。
他人の登りを見ていい場面はあるのか!?
ここまで否定ばかりされると、暗い気持ちになってしまいますよね。
でも、もう心配はいりません。ここからは逆にどういう場面では人の登り方を見ていいのか、または見るべきなのかについて話していこうと思います。
今からの内容は、初心者クライマー向けの内容が多くなっています。
テレビで見るのが好きな人にとっては、あまり有益な情報ではないかもしれません。
登り方を教えてもらう時
当たり前ですが、人に登り方を教えてもらうときは登り方を見ましょう。
見なかったら、教えてくれた人に対して失礼です。
ボルダリングジムにいるとき
ボルダリングジムにはいろんなレベルのクライマーがいます。だから、上手な人やかっこいい登りだと思った人の登りを見て、自分で真似をしてみましょう!
上手な人やかっこいい登りだと思った人を真似することは、何事でも上達の第一歩です。
自分にそれが合う方法かどうかは、何回か真似をしているうちにわかります。
あこがれのクライマーを動画で見つけたとき
これは、自分が実際にクライマーとしての立場からいうことなのですが、この人のようなクライマーになりたいと思う人がいたら、映像でその人の登り方をみましょう。
そこから自分が上達するためのヒントをつかむことができるかもしれません。ぜひ目標とするクライマーを見つけましょう!
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まとめ
いかがだったでしょうか。
基本的には他人の登り方を見た方が有利にはなりますが、100%そうなるとは言い切れないということがわかってくれればうれしいです。
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