2020年の東京オリンピックの追加種目にも決定したスポーツクライミング!
スポーツクライミングとは、ボルダリング・リードクライミング・スピードクライミングの3種目を複合した競技のことを言います。
スポーツクライミングは、オリンピックの追加種目に選ばれる程最近とても人気のスポーツとなり、行うことのできる施設が多くなったり、一気に注目度が高くなりましたよね。
ですが、「どんな競技かイマイチ分からない…。」という方も多いと思います。
そこで今回は、3種目の中でもスピードクライミングに着目し、スピードクライミングにスポットを当ててググっと深堀してみました!
競技の内容を詳しく知ることで、スピードクライミングにより興味が湧いてきたり見たりすることがより楽しくなりますよね。
2020年の東京オリンピックに向けて、競技の流れなどをチェックして日本代表選手を一緒に応援していきましょう!
そもそもスピードクライミングってどんな競技!?
スピードクライミングのルールは、とても分かりやすいルールとなっています。
“スピードクライミング”という名前だけあって、壁をいかに早くかけ登ることができるかを競う競技です。
スピードクライミングの競技用の壁は、高さ・傾斜・ホールドの位置や種類・角度があらかじめ定められています。
どこの会場で行っても同じ条件で登ることができるように、設計されているんですよ~!
2名で対戦を行い、対戦相手と同時に“スタート”の合図でスタートし、壁を一気にものすごいスピードでかけ登り、ゴール地点にある黒いパットのタイマーをタッチして自分のタイムを出します。
まるで忍者のようにかけ登る様子は、とても迫力がありまさに圧巻です!
競技中は選手の安全を確保するために、選手にロープが繋がっており、そのロープに先にはオートビレイ機といって、選手の登るスピードに合わせてロープを巻き付けいく装置が装着されています。
このオートビレイ機は、選手がホールドから手を離して落下した時にだけ制動がかかる仕組みになっています。
オートビレイ機によってタイムが変わったりすることはなく、あくまでも選手の安全のための装置となります。
これに関してはこちらの記事で詳しく解説しています

スピードクライミングの競技の流れをチェック!
予選
まずは予選についてですが、同じコースが配置された2本のルートが用意され、それをそれぞれ1トライずつトライし、合計2本のルートをトライします。
2トライしたうちの早い方の記録が使われ、タイムの早い順に16名が次のステージへと進出します。
準決勝・決勝
準決勝や決勝はトーナメント方式で行われ、予選で行われたタイムの順位の高い選手と低い選手の組み合わせで、1回戦を行います。
例えば、タイムが1位の選手と16位の選手が対戦、2位と15位の選手が対戦といったような形になります。
そして早くゴールした方が勝者として次に進むことができ、勝ち上がった4名による対戦の準決勝、準決勝で勝ち上がった2名による決勝と進んでいきます。
そして、いよいよ輝かしい第1位が決まるという訳です!
万が一、同じタイムが出た場合には、前のラウンドの成績が適用されることになります。
ただ単に、「一番早いタイムの人が勝ち!」といった競技ではなく、対戦方式になっているのでそこがスピードクライミングの魅力です!
2名の選手が隣同士でスピードを競い合うため、隣で登っている選手のことを意識しながらスピードを競い合うことになります。
相手の動きが気になりつつも、より早く登らなければいけないので、精神的な強さや集中力が必要になります。
相手が早く登っていて、それをちらっと見て「自分はダメかも…。」と弱気な精神状態だと、試合に勝つことができません…。
「もっとスピードを上げて勝ちたい!」といった前向きでポジティブな気持ちが、スピードクライミングでは大切になります。
また、どの競技でも言えることですが、スピードクライミングにおいてもフライングはNG!
どうしても「早く登りたい!」という気持ちが強くなってしまいますが、始めからあまり力が入り過ぎてしまうと、それがフライングの原因になってしまいます。
せっかく練習をしっかりと重ね精神面も鍛えてきたのにフライングしてしまっては、その時点で“失格”というツライ現実を経験しなければいけません。
ですので、スタートはやはり慎重に行いたいところですね!
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まとめ
今回は、スピードクライミングについて深くご紹介しました~!
スピードクライミングを見ても分かる通り、自分と同じ人間が行っていると思えない程、思わず「すごい!」と言葉が出てしまうくらい圧倒されますよね。
これを2020年の東京オリンピックで間近に感じることができるのは、とても喜ばしいことです。
イマイチ「スピードクライミングってどんな競技何だろう?」とお思いの方は、これを期にドップリとその魅力に浸かってみてはいかがでしょうか。
そして2020年の東京オリンピックでは、日本代表選手の活躍を一緒に応援していきましょう!
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