最近、街中でボルダリングジムを見かける機会が増えましたよね。10数年ほど前からボルダリングジムは着実に増えてきています。
特に東京オリンピックでボルダリングが正式種目に決定したころから爆発的な勢いでジムが各地に出店するようになりました。あなたの近くにもボルダリングジムがあって、気になっているのではないでしょうか?
しかし、ニュースなどで見る映像は細マッチョの選手や引き締まった細い人達ばかり。対して自分は運動不足がたたり太っている。ここで気になるのは「太っていてもボルダリングはできるのかどうか?」
そうですよね。いかにも身軽な人のスポーツって感じがしますもんね。
そもそも、ボルダリングって太っているとできないのでしょうか?また、体型的に太っている人でも可能だとしたら注意すべき点などはあるのでしょうか?
あまり触れられる事のないこの疑問をここではお答えしてきます。
「太っているけどボルダリングってできるのかな?」と不安に思っているあなたはぜひ参考になさってください。
ボルダリングをやりたいけど太ってます。無理でしょうか?
結論から申し上げますと、ボルダリングは太っていても可能です。
サッカーや野球などほかの競技と違い、その人のレベルにあったルート(課題)が存在します。その為、どのレベルの人でも競技を楽しむ事ができます。ただ、太っているといっても限度がありますのでどの程度の体型の人までが可能なのかも含め、私がジムで見た経験をもとにご紹介していきます。
体型別!ボルダリングを行う時の注意点
ぽっちゃり体型の人
全く問題なくボルダリングできます。それどころか、ボルダリングは有酸素運動ですのでダイエット効果もあります。このくらいの体型の人がボルダリングにハマると、通い始める確率が非常に高いように感じます。
ジムに来る初心者の人に多い体型ですが、1~2ヶ月程みてると見違えるくらい体が絞られてくる方をよく見かけます。全く問題なくボルダリングできますので、安心してください。
日ごろの運動がたたりビール腹のお父さん体型の人
こちらも問題なくボルダリングできます。
ただ、ぽっちゃり体型の人と違い体重が重い事と運動不足の為筋力が弱い事が多い場合が多いのです。初心者向けの課題やガバ(手のひら全体で掴む事の出来るホールド)が多い課題をお勧めします。
どうしてもカチ(指先で掴むような小さなホールド)等が多くある課題を行うと指先に大きく負担をかけてしまい怪我の原因となってしまいますので、注意が必要です。
一般的に言われる太っている体型の人
ボルダリングをする事は可能ですが、注意が必要です。
基本的にボルダリングは、ハシゴを上る事ができれば可能です。しかし、体にかかる負担はハシゴよりも大きくなります。このような体型の人は、ガバの多い課題を重点的にこなし体重を少し落としたり、ボルダリングの感覚を養ってから課題のレベルを上げていきましょう。
また、通常ボルダリングは壁の下から上に登っていく課題が多いです。しかし、ジムによっては横に移動する課題も設定されています。この様な体型の方には、横に移動する課題の方が万が一落下などした場合には安全です。
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太っている人に向けた注意点
基本的にボルダリングを行うときに大切なのは、体型に関係なくボルダリングを楽しむ事です。しかし、ここではあえて「ぽっちゃり」~「太っている」人に向けた注意点をご紹介します。
怪我を防止する為に
自分に合った課題をやろう。
当然ですが、ボルダリングは全身を使って壁を登っていく競技です。そのため、体重は重いより軽い方が断然有利ですし体にかかる負担も少なくて済みます。
ボルダリングに対応した筋肉ができる前に、体重の重い方が無理してしまうと指や手首を高い確率で痛めてしまいます。大事なことは無理しないで自分のレベルなどに合わせて課題を進めていく事です。
降りるときはクライムダウンを行う。
クライムダウンとは、壁を伝って降りる事です。よく、課題のゴール地点から飛び降りる方を目にします。ジムで禁止されていなければ、マナー違反ではないのですが控えた方が無難です。
やせている人でも起こりえる事ですが、飛び降りると着地した時に足首をねん挫したり酷い場合には骨折してしまいます。体重が重いという事は、それだけ着地した時に足首にかかる負担が大きいという事です。傾斜の大きい壁になると、クライムダウンが困難な場合もあります。
初心者のうちは、それほど傾斜の大きい壁も使わないと思いますのでクライムダウンを心がけましょう。そうすることにより、怪我防止のほかに着地地点に人がいて衝突してしまうなどの事故も防げます。
「降りるときはクライムダウン」これは常々頭に入れておきましょう。
痩せたい人や、体を絞りたい人へ
これは、意外と見落としがちな事です。ボルダリングを継続して行うと「ぽっちゃり」している人や「太っている」人は筋肉がついて体が絞られてきます。継続してボルダリングをしているうちは、どんどん絞られていきます。
しかし、長期間運動をやめてしますと付いた筋肉が脂肪に変わってしまいます。柔道などをやっていた人が、やめたとたん太ってしまうので同じイメージです。ボルダリングをして筋肉が付いたなら継続して運動をして筋肉の維持に努めるように注意しましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
太っていてもボルダリングができる事を解っていただけたでしょうか?多少注意点などはありますが、どんなレベルや体型の人がやっても楽しいと感じるのがボルダリングの魅力です。
ぜひ、「太っているからボルダリングは無理」と諦めずに挑戦してみてください。きっと楽しさと素晴らしい達成感を味わう事ができますよ。
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